浅葱色に射す一筋の泪
「十年にも及んだ壬午軍乱も終わりだな………」
そこに現れたのは事大党の党首、大院君。
閔妃は少し会釈した
大院君「本当に統一出来るだろうか…」
優輝菜「日本国も、真っ二つに割れていて……戦じゃなくても敵を見れば殺し合っていました。でも……今は日本国が纏まり、日本軍は物凄く強くなりました。
出来るかどうかではなく、やらなければならないと思います」
大院君「小娘が………ふほっ!」
優輝菜「私は貴方方と、同じ位か、年上だと思います。35です」
大院君「少し儂のが上だが……あまり変わらん……」
閔妃「年上っっっ!!!」
大院君「若く見えるな………」
優輝菜「私は日本国に息子2人と娘一人、孫が一人居ますから……生きて帰ります。李朝朝鮮を一つにして………」
閔妃「貴様は何者だ………」
優輝菜「私は………ず〜〜〜〜〜〜っと先の世から来ました………」
言って良いものか躊躇ったが、信じなければそれで良い。頭がおかしい奴だと思われるのも構わない。
頭の片隅にでも、これから何が起こるか覚えといて貰いたい
優輝菜「纏まった李朝朝鮮は………後に事大党は韓国……開化派は朝鮮と、独立する事になる。清は中華人民共和国と……。大日本帝国は日本となる。3国は物凄く仲が悪い……。常に一触即発の状態です。 幾多の戦争があり、アジアは幾つか白人の植民地となる。
私達が天寿を全うしても見ることのない世界大戦が起こります。
第二次世界大戦で当時アジアでは一番強かった日本軍がアメリカのハワイを爆撃する………。
後にも先にもアメリカの領地を爆撃したのは世界中で日本軍だけ……。
まぁ……日本は再起不能と呼ばれるほどの爆撃を受け、初めての敗退でした……。
しかし、アメリカをそれ程までに怒らせ、手を焼かせたのは日本だけだよ……。
日本は負けたけど……アジアの殆どの植民地を退ける事が出来た。
日本は資源も財源も全くない島国…。
日本は誰もが終わったと思ってた。
でも、2〜30年で経済の部門で日本は返り咲いたんですよ………。
世界中が驚いた事でしょうね………。
私は……その戦から数十年後、平和で裕福な日本で私は産まれた。両親は医者。私は事故に遭い、何故か過去に飛ばされました……。
拾われたのは徳川よりの新撰組でした。
そこで私は戦術を覚え、度重なる戦争を経験して来ました。
今の旦那、土方歳三は新撰組副長。
いつもいつも喧嘩ばかりでしたが、いつもお互いを助け合っていました
この時代に来て十数年………。
日清戦争は歴史通りに進めば……日本軍の圧勝です」