浅葱色に射す一筋の泪
優輝菜は外に出て、誰かが作ってくれたベンチに座って街を見ていた
新しい生活に活気が溢れる人々……。
ストン
優輝菜「ぬをっっっ!!!」
土方「何ボーっとしてんだ」
優輝菜「歳さんじゃないですか!!!
いやぁ〜、新しい生活に活気が溢れてるな〜って……眺めてた」
土方「今の患者にいつまで着いてなきゃなんねぇんだ?」
優輝菜「順調に行けばあと一週間位かな………」
土方「寝れてんのか?」
優輝菜「今も寝てた……」
土方「そうか………。少し痩せたな」
優輝菜「流行病、日本行き、出産って忙しかったからね……。」
土方「大丈夫か?」
優輝菜「お前も大丈夫か?」
土方「ふっ!お互い大変だな………。
倒れんなよ?お前は必要だからな……」
優輝菜「そっくりそのまま返上致す」
土方「ふっ!」
土方は優輝菜の肩にもたれ掛かって来た
優輝菜「時間あんの?」
土方は時計を確認した
土方「30分寝かせろ」
優輝菜「了解!膝枕してあげようか」
土方「外だぞ!! このままで良い」
優輝菜「はいはい。お休みなさい」
土方「ん…………」
……………………………
左之「なんだ……。土方さん寝てんのか?」
優輝菜は土方が眠ると少しズレて膝枕して特攻服をかけてやっていた
優輝菜「疲れてるね………」
と、土方ね髪を梳く優輝菜。
総司「うわっ!外で何やってんの!!」
優輝菜「寝かせてやってよ……。副長が倒れたら困んだろ〜〜〜」
総司「こっちも忙しいの!寝る暇も無かったんだからぁ〜〜〜」
優輝菜「お静かにっっっ!!!
貴重な30分だからね………」
新八「あれーーーーーー?」
平助「夫婦水入らずか?」
優輝菜「みんなあっち行けってぇ!!!
水入らずを邪魔すんなっっっ!!!」
一「お前は暇なんだろ?」
優輝菜「考える事は山積みだっちゅ〜に!!!」
総司「優衣は元気だった?」
優輝菜「うん。問題なし」
総司「……………………………。
それだけ?心配してたとか、泣いてたとかあるでしょ!!!」
優輝菜「心配してた。総司をお願いしますって……。生きて帰って来てだって!」
総司「そう………」ニコニコニコニコ
優輝菜「戦闘機、足りなかったんだけど………、支那人の仕業だったら空撃もあるから……。そしたら李朝朝鮮から出来るだけ清の方に誘導しながら戦闘しなきゃね……。この国を守らなきゃね……」
一「心得てる」
総司「敵は二機だし、技術もこっちが上。目を瞑ってても勝てるよ」
左之「清で思いっきり暴れたいな」
優輝菜「目的は同盟っっっ!!!戦争じゃない!!!」