浅葱色に射す一筋の泪
平助「いつまでそんなこと言ってんだ。
戦が始まったら殺るか殺られるかだろ。
そんな甘いもんじゃないこと位、お前が一番分かってる筈なんじゃねぇの?」
優輝菜「……………………………。
分かってるよ………。」
平助「宣戦布告仕掛けて来たんだ。お前も腹くくれよ」
優輝菜「……………………………。
分かってるって……」
総司「優輝菜が死んだら私が優衣に殺されるよ」
優輝菜「煩いなぁ〜〜〜」
左之「余計なこと考えんな」
新八「武器は刀じゃねぇんだぞ。
銃じゃ幾ら優輝菜でも勝てねぇ」
一「気の迷いは命取りになる」
優輝菜「黙れ〜〜〜〜〜〜!!!」
左之「ちゃんと聞けよ。良いか?」
優輝菜「分かったから………」
新八「何を?」
優輝菜「ちゃんと戦う」
総司「誠意が伝わらない。優輝菜は死ぬんだね」
優輝菜「クソ野郎……死なねぇよ!」
左之「よし!いつもの優輝菜だ!!!」
優輝菜「はぁ?」
平助「腑抜け面だよ」
優輝菜「放っとけっっっ!!!
疲れてんだよっっっ!!!」
一「大丈夫なのか?戦出れんのか?」
優輝菜「気持ちは切り替える。でも、まだ今は産婦人科医の碧野優輝菜なの。
あの患者さんが大丈夫だと思えるまではね……。 この仕事が終わったら陸軍の土方優輝菜に戻るから待ってて!!!」
総司「二足の草鞋は大変だね………」
優輝菜「履きたくて履いてるから問題ない」
新八「倒れんなよ?」
優輝菜「心配なのは歳だよ………。
李朝朝鮮入ってから殆ど休んでない」
優輝菜は膝の上で寝てる土方の頭を撫でる
総司「相変わらずだね………」
優輝菜「喧嘩してる時は殺意しかないけどね………」
一「気性が荒過ぎる」
優輝菜「過去に来た時点で分かってんだろ」
総司「間違いない」
平助「土方さんと対等に戦えるのは近藤さんと総司と優輝菜位だよ」
総司「私は対等じゃないよ……?土方さんがいつもあしらうから本気出せないしね?昔から弟位にしか見てないよ。
近藤さんと本気で戦うことも無いよ。土方さんは近藤さんを常に上に見てるし……」
優輝菜「よく見てるね」
総司「幼い時から一緒だったんだ。優輝菜にも分からない絆があるんだよね〜」
優輝菜「女遊びして女遊びして女遊びして女遊びして女遊びして女遊びして薬の行商ね?」
全「……………………………。」
一「妬いてんのか?」
優輝菜「恋仲になる前の事は水に流したつもりだけど?」
平助「本当かぁ?」