浅葱色に射す一筋の泪




優輝菜「今浮気したら殺すか……。
いや……。歳の目の前で戦闘機で清に突っ込むね」


新八「自害かっっっ!!!」


優輝菜「特攻!若しくは神風と言って下さい。戦闘機で敵陣に突っ込む部隊が存在してたんですよ?最後の戦いで……」


左之「自ら死ぬ部隊があったのか……」


優輝菜「お国の為にそこまでやる必要があるとは私には分からないね……。
馬鹿だよ……そんなの……」


平助「そうだよなぁ〜〜〜」


一「新選組の為なら死ねるけどな」


全「っっっ!!!」


優輝菜「熱い一ちゃんを初めて見たよ。
そんなに熱い男だったんだな……。

いつも冷静で物静かな一ちゃんが……そんな想いでいたなんて………」


一「悪いか………」


優輝菜「母さんは嬉しいっっっ!!!」


一「母さん……ではない………」


優輝菜「そこは母上っ!って言うところだろっっっ!!!」


一「……………………………。」


左之「お前に付いていけねぇんだよ。一は………」


優輝菜「つまらんっっっ!!!」


平助「もし俺が撃たれて戦場で倒れてたら優輝菜どうする?」


優輝菜「放置」


平助「ですよねぇ〜〜〜………。」


優輝菜「周りの敵を一通り片付けてから助けに行く」


新八「お前……軍医だろ?」


優輝菜「歩兵だろ」


左之「騎馬隊な?」


総司「軍医でしょ?」


一「バイクだろ………」


平助「自分でも知らないの?」


優輝菜「今の今まで歩兵だと思い込んでたからね?」


「軍医だ」


優輝菜「あ………。歳さん。起こしちゃいましたか………」


土方「……………………………。
一時間以上経ってる………。

それに何で膝枕になってんだっっっ!!!道端でっっっ!!!」


優輝菜「すまんな……。余計なお節介してみた」


土方「はぁ?」


優輝菜「座って寝るより横になった方が良く眠れるから……。

それより私は軍医だったの?」


土方「武田も軍医だ………。あいつは歩兵の軍医。お前は騎馬隊、バイク隊の軍医。山崎は偵察及び軍医」


優輝菜「仕事内容は?」


土方「激戦区には入るからんな変わんねぇが、医療道具持って走るからな?走る時は気を付けろ。重いからとちんたら走ってたら死ぬからな」


優輝菜「ふぉいっっっ!!!
幹部の命を守ることに命かけます!!」


総司「新選組の為なら命を捨てる覚悟であるかっっっ!!!」


優輝菜「あたぼぉ〜〜よ!!!」


総司「そこは心得てる!でしょ〜〜〜!」





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