浅葱色に射す一筋の泪
優輝菜「あっそ」
総司「……………………………。
何この子……。やな感じ………」
土方「おら……。優輝菜が起こさなかったから軍法会議遅れてる。晋作達怒ってるからな……行くぞ〜〜〜」
土方は起き上がり伸びをした
土方「ありがとさん……」
と、特攻服を優輝菜に放り投げた
優輝菜「頑張ってね!」
と、皆に手を振る優輝菜
左之「早く戻って来いよ〜〜〜」
優輝菜「あい」
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優輝菜「よし!抜糸するかぁ!!
少し痛いけどこれは麻酔はしないから、頑張ってね〜〜〜!抜糸したら楽になるよ!!!」
あれから一週間経ち、産後の肥立ちも良かったため、抜糸することにした
「やっとだ………」
難なく抜糸して、ぴょこっと立ち上がった。
「痛くないっっっ!!!」
優輝菜「あのね……、腹割いてるんだからね?余り動くと腸出て来ちゃうよ?
抜糸したから完治って訳には行かないから帰っても良いけど、一ヶ月は赤ちゃんと寝てる様に!!!
3日後に一応診に行くからね!!!」
旦那さんは赤ちゃんを抱いて部屋に来た。
優輝菜「おっぱいは欲しがるだけあげて良いからね! 多分3ヶ月は寝られないから頑張る様に!!!
戦争までは陣営に居るから、何かあったら旦那さん来てね」
「お金は………」
優輝菜「気持ちだけで結構です。日本を信じてくれてありがとう……。
では……失礼します。
バイバイ優輝………」ナデナデ
「ありがとうございまさた」ペコリ
優輝菜「退院おめでとう」ニコッ!
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漸く産婦人科医から軍人に戻り、バイクを飛ばして陣営に帰った
土方「お疲れさん」
優輝菜「ただいま戻りました」
近藤「おぉ!優輝菜!ご苦労だったな」
晋作「静かだったぞ」
左之・新八・平助
「お帰りーーーーーー!!!」
総司「お疲れ様!早速会議だよ〜!」
坂本「座ったら良いが………」
優輝菜「只今戻りました。何処に座れば良いですか?」
土方「俺の横で良い」
優輝菜「幹部でもないのに………」
土方「良いから来い」
土方の隣に座ると近藤さんが会議を始めた
近藤「村人を守る為に、出来るだけ清を誘き寄せ、清寄りで戦争したい。
攻撃は仕掛けて来てからが始まりだ。
陣営を清よりに移動しようと思うんだが………」
マズイな……。村から遠ざかる………。
優輝菜「此処からどれ位の距離に陣を構えますか?」
近藤「一時間ほどか………」
優輝菜「私、3日後にもう一度村に行きます」
近藤「バイクなら直ぐだ」
優輝菜「はい。分かりました」