浅葱色に射す一筋の泪
土方「日本軍は真っ正面から。
開化派と、事大党は左右から攻め込む」
優輝菜「壬午軍乱を収めたことを清は知ってると思いますか?」
土方「戦が始まる頃には知れるだろう。
だが、清は軍の規模から言って日本軍が完敗すると思ってるだろう。油断させ、一気に攻め込む」
優輝菜「……………………………。」
坂本「全軍出すがか?」
土方「20万いるんだ。4軍に分けよう。
先ずは……バイク10台、騎馬隊一万、歩兵4万で良いな」
晋作「バイクがやられたら困るから気を付けろよ………」
翔「では、バイクに慣れている連合から10名出す」
優輝菜「私もバイク〜〜〜!」
左之「俺もバイク」
土方「幹部は騎馬隊に入る。初っ端バイクがやられたら困る。
存分に暴れてもらってる間に騎馬隊、歩兵は突っ込んで行くからよ!!!
流れ弾に気を付けろ………」
優輝菜「爆音で騎馬隊の蹄の音すらかき消してやるから」
土方「お前は騎馬隊」
優輝菜「えぇーーーーーーっっっ!!!
私のゼファー〜〜〜〜〜〜………」
土方「お前がバイクに乗る時は来るから大人しく着いて来い」
優輝菜「馬なんて……絶対撃たれる」
一「縁起でもないこと言うな」
優輝菜「土方の後ろ?」
土方「いや。一人一頭で行く。撃ちまくれ」
優輝菜「そんな器用なこと出来んのっっっ!!!」
晋作「……………………………。
出来ないのか………?」
優輝菜「どうだろう……馬が撃たれたら落馬するね。石膏練っとかないとな………石膏なんかあるかぁ!!」
翔「一人でボケて一人でノリツッコミ。
斬新だな………」
陸「石膏じゃなくて添え木だろ………」
優輝菜「成る程……。しかし……私、すんごい忙しくなるんだね………」
土方「陣営待機になるかもしれんな」
優輝菜「戦場で応急手当てする班と、陣営で手当て、看病する班と……二つの班に分けよう。それから、凄く大きいテントを一つ病院として使いたい。二つでも良い。作れる? 出来るだけ井戸の近くに………」
左之「はぁ〜〜〜〜〜〜。また井戸の掘り直しか?」
坂本「陣営を移すのはどうかのぅ……。
儂は動かん方が良いと思うちょうが……」
近藤「何故」
坂本「あまり陣営が戦場から近過ぎると奇襲の恐れがあるき………」
晋作「そうだな………。陣営は今のままで良いんじゃないか?」
近藤「そうか………。ではこのままで医療施設を拡張で良いか?」
優輝菜「最高ですっっっ!!!」