浅葱色に射す一筋の泪




李朝朝鮮では初めての帝王切開だった為、経過が気になるのと、村でまた何かあったら直ぐ駆け付けられる様にしておきたいからだ。


貴族でかなり身分の高いお方に何かあったら、優輝菜ではなく、日本国の信用問題に繋がるからだ。


李朝朝鮮の開化派と事大党が動き始めた


先ずは開化派が、壬午軍乱が収まったから清には来なくて良いと言った。


清側が日本軍が撤退するなら行かないと言い出した。


日本軍は南下政策を防ぎたいから退かないと拒否。


事大党は日本軍も清も引けば良いではないかと言う


当然、両国共拒否。。。


引け!引かぬ!の押し問答が続き、緊迫状態の時………


幹部と優輝菜は村の子供達と遊んでいた


定番の鬼ごっこ


じゃんけんに負けたのは総司。


優輝菜筆頭に必死に逃げる。


鬼は両手に虫を持っている。


優輝菜「1ミリでも私にその汚い物を触れさせてみろ!!!お前を八つ裂きにしてくれるわぁ〜〜〜〜〜〜!!!」


総司「その前に倒れるよね…。絶対!
そもそも、本気で鬼ごっこするなら、本当に恐怖を味わった方が良い」


優輝菜「鬼ごっこは楽しく遊ぶものだぁ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」


総司「なら虫が優輝菜の服の中を這い回る前に逃げた方が良い」ケラケラ


優輝菜「必死に逃げとるわぁ〜〜〜!」


子供達も逃げるが、虫を怖がってないから楽しんでいる


晋作「虫ケラ如きにギャーギャー言ってんじゃねぇよっっっ!!!
いつまでもいつまでも昔を引きずってんじゃねぇ〜〜〜」


優輝菜「お前は後でゆっくり坊主にしてやるから大人しく待っとけっっっ!!!」


晋作「上から物申すなっっっ!!!」


優輝菜「いつからお前の部下になったんだ!!!阿呆っっっ!!!」


左之「あの虫、服の中に入れる気かぁ?」


新八「それはヤダ!!!」


平助「……………………………。
逃げよう………」


優輝菜「お前ら今まで何してたんだっっっ!!! こっちは必死に逃げとると言うのにっっっ!!!」


一「くだらん」


優輝菜「一ちゃんも坊主になりたいみたいだね………。残念だ………。

っっっ!!!

来たぁ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!

それ以上近付いたらマジで殺すっ!

バイクでひき殺すっっっ!!!


あっ!あんなところにザンギリがっ!」


カササササササ〜〜〜〜〜〜。


総司が一瞬目を離した隙にゴキブリの様にコソコソと隙間に入り込んで息を殺す優輝菜……。



「ぎやぁ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」



優輝菜「犠牲者は……坂本さんか」ボソ


子供達も捕まり、優輝菜だけ見つけられない………。


ズキンッ!


ヤバイッ! 心臓がイタズラを始めた。


総司「降参っっっ!!! 優輝菜ぁ!
出ておいで〜〜〜!!!」


優輝菜「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ。
くうぅぅぅぅううう〜〜〜………」


隙間に挟まったまま座り込んで胸を押さえて冷や汗をかいていた


あ……。ヤバイ……。意識が飛ぶかも…。




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