浅葱色に射す一筋の泪





総司「優〜輝〜菜〜!!!」


左之「優輝菜出て来いって!」


平助「次始めちゃうよ?」


新八「おぉ〜〜〜〜〜〜い!!!
バカ女……。出て来ぉ〜〜〜い!!!」


優輝菜「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ。
後で……新八……はぁはぁはぁはぁ。
引っ叩いてやる……………」


土方「優輝菜がどうした………」


閔妃と話していた近藤さん、土方、山南さんが歩いて来た


総司「降参だって言ってるのに出て来なくて………」


左之「探してんだけどな?」


土方「……………………………。
優輝菜!!!帰るぞっ!出て来い!!」


優輝菜「と………し………。」


優輝菜は土方を視線に捉えて助けを呼ぶが、声が出ず、意識を失った………。




……………………………





誰が呼んでも出て来ない優輝菜……。


清が浚って行ったんじゃないかと……、


陸・空軍は躍起になって優輝菜を探した。


日も暮れ始め、幹部に焦りが出て来ると………


烝が優輝菜を抱いて隙間から出て来た


全「……………………………。
寝てやがるっっっ!!!」


烝は土方に優輝菜を渡す………。


総司「流石……監察方……。」


烝「疲れて休みたいが、見つからない所じゃないと直ぐに捕まるやろ……。
虫が怖い優輝菜は必死やったやろうしな……?」


土方「……………………………。
疲れてるだけだよな………?」


烝「心の臓の事なら儂らには分からんし……」


土方「疲れてるのに、虫が追い打ちをかけて更なる恐怖………」ギロリ


総司「すみません」


翔「ブロックは治ったんじゃ?」


総司「優衣も問題なかったって言ってましたけど………」


土方「俺らにはどうすることも出来ねぇから寝かせておく事しか出来ねぇからなぁ……。 戦前に倒れてんじゃねぇ。

馬鹿たれが………」


土方はバイクに優輝菜と自分を巻き付け、足もタイヤに巻き込まれない様に、ステップに固定し縛り付け、陣営へと帰った……。




ーーーーーーーーーーーー




やっぱり倒れたか………。


朝日が優輝菜を照らし、目を覚ました。


優輝菜「おはよ〜〜〜!!!」


陣営に作った病院から出てみると、炊き出しをしている平隊士がいた


「あーーーーーーっっっ!!!」


お玉で優輝菜を指す失礼な奴だ……。


優輝菜「土方副長は………」


「幹部会だよ………」


優輝菜「ありがとう。行って来ます」


いつも軍法会議が開かれる建物に入って行った


全「あぁーーーーーーっっっ!!!」


優輝菜「おはようございます。ご迷惑おかけしましたが、何だか体が凄〜く軽くなってたんで、復帰しますね………」


と、総司の横に座った




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