浅葱色に射す一筋の泪
戦線離脱
三日後………
土方「戦争が再開されたらすぐ戻る」
近藤「あぁ……。分かった………。
優輝菜……。ちゃんと出迎えろよ?」
優輝菜「はい」
左之「新撰組と家族を頼むな………」
新八「ちゃんと寝てろよ?」
優輝菜「んーーーーーー。無理……」
平助「守ってやれる俺らがいないんだ……。無茶すんなよ?」
優輝菜「ふぉい!!!」
総司「優衣と、誠、愛優を……お願いします」
優輝菜「了解」
一「無理はするな………」
優輝菜「了解」
晋作「死んだらゼファー貰うな?」
優輝菜「ならぬっっっ!!!」
総司「そうだよ!私のゼファーになるんですよね!」
優輝菜「はぁーーーーーー?歳に決まってんだろ!私の財産なんだから!!!」
土方「し な な い」
優輝菜「うんうん」
坂本「回復したら稔麿の助けもしてやってくれんがか………」
優輝菜「了解」
翔「絶対ぇ死ぬなよ?俺は2度も耐えられない……。良いな?」
優輝菜「了解!
頑張ってみるよ………。みんな……ありがとね………」
コレラにかかっていた台湾や開化派、事大党の面子も集まって何やら感謝されているらしい……。
通訳さん……全員不在………
優輝菜「あ。り。が。と。う。」
色んな意味を込めて伝えた言葉だ……。
優輝菜は軍服から白い特攻服に着替えていた。
優輝菜「が。ん。ば。ろ。う。」
戦闘機を見られるとマズイから、此処で解散となり、はけたのを確認し、戦闘機に乗り込んだ
優輝菜「私は荷物多いから1人ね〜〜」
土方「発作起きたらどうすんだ!!!
お前は俺の後ろだっっっ!!!」
優輝菜「最近調子良いの。大丈夫!」
土方「お前の『大丈夫!』程、信用出来ないものはねぇ……。後ろ乗れ!!!」
優輝菜「えーーーーーー!!!やだ!」
優輝菜は走って戦闘機に乗り込んだ
土方「……………………………。」
無言で降ろされ、土方の後方に押し込まれた優輝菜………。
優輝菜「荷物ーーーーーー!!!
あれは大事な大事な物なの!!!これから日本で生活していく上でどうしても必要な物しかないの!!!」
土方「なんだ………」
優輝菜「ケータイ、デジカメ、石鹸、下着、赤の特攻服、シャンプー、リンス、洗顔、化粧水、その他色々………」
リュックパンパンに入っている
優輝菜「絶対発作起きないからぁ!!」
父「墜落するなよ?」
優輝菜「ラジャーーーーーー!!!」
土方「大丈夫なんですか………」
父「日清戦争ラストフライトだ……」
土方「……………………………。」
父「最後の飛行………」
土方「なる程………。無茶な飛び方すんなゆっっっ!!!」
優輝菜「分かった!!!」