浅葱色に射す一筋の泪
ファンファンファンファンファンファン
翔「マッポだっ!
散れーーーーーーっっっ!!!」
100台のバイクが散り散りになり、優輝菜は荷物を取って事故現場に戻る……。
その前に………。
優輝菜はルーズリーフを二枚取り、家族宛、翔宛に手紙を書いた
優輝菜は事故現場に戻る前に、100均で消毒液や、包帯、絆創膏、石鹸を大量に買った。
ドラッグストアでサプリや風邪薬、シャンプーやトリートメント、洗顔、化粧水、精製水、洗剤、ナプキンを大量買い。
コレで戻れなかったら……
私……どうすんだこの荷物………。
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現場付近に着くと翔がマッポに憑かれてた。
優輝菜「翔っっっ!!! 一緒に捲くよ!!!」
翔「おぅ!悪りぃな!
うしっ! 行くぞ〜〜〜〜〜〜!!!」
優輝菜が対向車線に入り、逆走を始めた………
これから起こることが分かってると……
手足が震えた………
プァーーーーーーーーーーーン!!!
翔「優輝菜ぁーーーーーー!!!」
優輝菜「翔っ!私、行きたいとこあるから……行ってくるっっっ!!!」
翔「何言ってんだ!死ぬぞっっっ!!!」
優輝菜「大丈夫!会いたい人達がいるの! バイバイ!」
ピースサインを翔に送ると……
ヘッドライトの光が眩しすぎて目を瞑る
私は何度でも………この道を選ぶだろう。
例え皆の記憶がなかったとしても……
私はこの道しか選ばない。
いや……私にはこの道しかない……。
浅葱色に射す一筋の光に向かって…………。
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