浅葱色に射す一筋の泪
優愛「……………………………。
コレに入るの?」
凜「これはプールって言って水遊びするもの。恥ずかしいかもしれないけど、水着は慣れるよ?」
祖母「凜ちゃんのビキニも買っといたわよ〜〜〜!」
凜「ありがとう!じゃあ皆で遊ぼ!」
優愛「恥ずかしく無いの?」
凜「慣れだって!慣れ!」
5mプールなら大人も入れる
祖母はホースで水を注ぐ
凜「私にも……家族がいたらな……」
祖母「ご両親は?」
凜「施設で育ったから知らない」ニコッ!
祖母「……………………………。」
祖母は凜の頭を撫でる
祖母「がんばって来たんだね……」
凜「私には仲間がいるから大丈夫!」
祖母「一人暮らししてるの?」
凜「そっ!働きながらね〜〜〜!」
愛優「母上がいないの?」
凜「うん。愛優が羨ましいよ」ナデナデ
プールで存分に遊び、ちび2人はお昼寝中
凜「勇司、優愛を守ってやんなよ?」
勇司「……………………………。あぁ」
歳輝「お婆ちゃん!お腹すいたぁ!」
祖母「なに食べたい?」
優愛「プリン!!!」
祖母は凜にお金を渡した
凜「私も少しならあるよ?」
祖母「良いから!子供達とアイスとプリン買っておいで?」
優愛「いこいこー!!!」
近くのコンビニで今住んでる住人分のプリンとアイスを買って帰った
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毎日毎日プールで遊び、祖父はそれを見るのが楽しくて、どんどんプールを買ってくる。滑り台が付いてるものや、シャワーの様に上から水が降ってくるもの。
凜「甘やかしちゃダメだよ?」
そう言うと祖父は
12年分のプレゼントだよ………と言う。
祖母は目を細めて孫達を見てる
愛優「お婆ちゃん……」ニコッ!
愛優や誠はお祖父ちゃんお祖母ちゃんにベッタリ……。
土方や総司も両親がいないから、初めて出来た祖父母。
メロメロの祖父母。
凜「良いねーーーーーー!!帰るまでいっぱい甘えるんだよ!!!」
祖父母「……………………………。」
誠「父上は忙しいからお休みの時しか遊べないんだ」
歳輝「うちもーーーーーー!!!」
優愛「この前、電車に乗せて貰ったじゃない!!!」
祖父「電車に乗りたいか? 江ノ電乗ろう!」
優愛「わぁ〜〜〜〜〜〜!!!」
勇司「一番喜んでる………」