浅葱色に射す一筋の泪

優輝菜「カラクリは良くも悪くも人間の使い方次第……」


土方「猿なんだからよ……。あんま考えるな」


総司「考えザル……」


優輝菜「つまんねぇよ？」


土方「悪い世にはしねぇ……」


優輝菜「日本はそうでも海外は分からない………」


平助「猿……。あんま考えんなよ？」


優輝菜「平助……額の傷……増やすよ？もしくは、笹の葉に乗せて島流しの刑」


平助「何で笹の葉？」


優輝菜「笹舟と言う、立派な軍艦があるだろっっっ！！！」


平助「乗れるかっっっ！！！」


優輝菜「平助にしか乗れない特殊な船なんだよ」


平助「はぁ？」


優輝菜「小さいオノコにしか乗れないんだよ………」


平助「斬るっっっ！！！」


優輝菜「竹串で？」


平助「殺してやるぅ〜〜〜〜！！！」


優輝菜「はいはい。すみませんでした」


ピシャピシャと額を叩く優輝菜


平助「何処いら辺に反省の色が見えた？」


勇司「平助くんにそんな態度で良いの？」


歳輝「上司だよね？」


平助「勇司！歳輝！もう一度言うんだっっっ！！！」


優輝菜「新選組はもう全員尊敬してやまない………」


平助「嘘つけーーーーーー！！！」


優輝菜「もう……。煩いよ？ 平助のがよっぽど猿みたいだよ？」


土方「はいはい。二人ともやめろ……」


平助「土方さん！ 妻の教育がなってねぇ！！！」


優輝菜「お前は背の高さが足りねぇ！」


平助「何をーーーーーー！！！」


優輝菜「やるか？」ニヤリ


二人はギャイギャイ取っ組み合いが始まった………。町中で………。


幹部「恥だな………。」


土方「全くだ………。」


全「はぁ〜〜〜〜〜〜………」




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平助と遊んでいる間に八木邸に到着。


土方「勇司、歳輝………。新選組の原点だ………」


勇司「此処で暮らしてたの？」


左之「そうだぞ〜〜〜？」



……………………………




八木邸の住民に挨拶をすると、京を去る時にお腹にいたヤヤコが勇司だと知ると、八木家の皆は喜んでいた。


お国の為に働いているからだ……。