一生ずっと君だけを
***
「「ままぁーっ!!!!」」
「杏留!葉月!
今日も来てくれたの?
ありがとう…
ちゃんといい子にしてる?」
私たちは
私の入院と同時に
杏留と葉月を
亜月の実家に預けることにした
仕事がある上に
私のお見舞いに加えて
身のまわりのお世話もしてくれる亜月
そんな亜月のためにも
杏留や葉月のためにも
こうするのが一番だと
亜月と話し合って決めたこと
「お義父さん、お義母さん…
本当にお世話になって…
お見舞いまで
ありがとうございます……」