一生ずっと君だけを
「………はい
ありがとうございます…」
「ところで
今日は亜月は来るの?」
「はい
たぶんそろそろ…
いつもなら来る時間だと思います」
今は夕方の6時
毎日仕事帰りに
亜月がちょうど
寄ってくれるくらいの時刻
「………じゃあ
そろそろ私たちも
帰りましょうか、あなた
杏留ちゃんと葉月くんなら任せて
心配いらないから
亜月と…
夫婦でゆっくりしなさい」
「……はい
本当に
ありがとうございます」