未来と怜―聖龍と鬼龍―
「あぁ...俺が呼んだら入ってきてね」
『あぁ』
ガラッ
にしても...うるせぇなあ
「今日は「昨日のグラビアみたぁ!!?」
おい」
「おい!光希!阿弥先いるぞ!」
「あぁー!!やべぇ、どーしよぉ」
「はぁ、今日は転校生がいる。
紫音っ入ってこい」
ガラッ
カラフルヘッド…
カラフルアイ
カラフル顔面←
個性的だなぁ
「紫音、自己紹介!」
はぁ…
[弱虫男子]を演じますか
『えっとぉ…紫音、み、未来ですっ!
よろ、よろしくですっ!!』
「「「…………………………」」」
なんだ?
「顔はかっこいいんだけど…」
「性格というかぁ~よわっちぃところが残念だな」
なんだよ。イケメンじゃなくて悪かったな
「ふっ、まぁ、未来の席はあそこだ」
そう、さされたのは
窓際。しかも一番後ろ
嬉しすぎんだろ
しかも、[鬼龍]がいる。
ちょうどいいっ
ちょっとこいつらで遊ぼうか
スパイゴッコの始まりだね
すこし、ニヤケそうになる顔を我慢して…
あぁ、これからが楽しみだ