月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】


「えっ、いいのっ?」
 



勢いよく向けられた顔には驚きが満ちている。




涼音は思わずくすりと笑ってしまう。




「お礼の話でしょ? むしろそれでいいの? って思うけど……」



「それがいい! 涼音と二人でどっか行きたい!」



「ありがと。じゃあ今度、お互い休みの日に遊びに行こっか」



「ああ!」




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