月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】


「他にはない? 何か心配になってること。私に解決出来たら今すぐするから」
 



素直すぎる、とたまに思うけど。




「んー……涼音は俺のことどう思ってる?」



「え? 麗音だと思ってるけど?」
 



麗音以外の何ものでもないと思っている。


そう言うと、麗音は胡乱な目になった。


困っているようだ。




「あの……そういう哲学っぽい意味じゃなくて、気持ちでと言うか……俺は涼音のことがすきだけど、涼音はどう思っているのかな、という感じで……」




< 357 / 362 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop