月下美人ー親友以上恋人未満は、運命じゃない二人ー【完】


「………」



「私、小学校の頃からずっと、お前やタスクと同じ中学校だったらよかったのに、って思ってた」



「タスクも思ってただろうな」



「でも昨日、初めて、お前らと違う学校でよかったって思ったんだ。

……あっ、お前らがいらないとかそういう意味じゃないからなっ」



「わかったから、大声出すな」
 



一叶に叱られ、少し小さくなる。




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