愛してるの一言で。
✲第二章✲

約束








--------------------







----------ピピピッ!ピピピッ!





「....っ!」



はっとして目を覚ます。



「はぁ....はぁっ」



うなされてたのか
息が上手く出来ない。






この夢を見るのは何度目だろう。





あれから奈々は死んだ。




即死だったらしい。





全部全部俺のせい。




俺はサッカーを辞めた。




償いだとか罪滅ぼしだとか
そんなこと考えてない。



ただ、もうそんな気力が
残ってないだけ。ただそれだけ。



部員や監督は止めてくれたが
そんなのもうどうでもいい。



「....奈々....」
< 19 / 74 >

この作品をシェア

pagetop