愛してるの一言で。
イジメ
俺はベッドに座り
窓から見える裏庭を見つめていた。
ひたすらボーッと。
その時女の悲鳴声がした。
「きゃあ!」
キリキリと耳を打つような鋭い声色。
「オラッ!さっさっと歩けよッ!」
「おせんだよ!」
男口調で暴言を吐くのは
ギャルの集団。
金髪に巻き髪。
明るい茶髪に高いポニーテール。
青のエクステやら黒のエクステやら。
スカートの短さは下着が見えてしまうんじゃないかというほど。
化粧は濃ゆいし、
つけまつ毛はバッサバッサして化け物みてぇ....
そんなギャル達が囲んでる女は
顔は見えないけど普通な感じの格好。
紙は茶色。
制服の着こなしも清楚なかんじで。
イジメだと直感した。