愛してるの一言で。
恋バナ
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「つーか、ほんと久々だよなぁ
お前が俺ん家来てこうやって遊ぶっつーか。なんつーか。」
「そうだな」
「おっまえ、どぉーしたんだよ?
元気なくね?」
ここは、伸也の家。
古臭い築五十年くらいのボロアパートに
一人暮らしをしてる伸也は
毎日毎日その人望からか仲間を呼んでは
酒パが日常茶飯事らしい。
そんな伸也の家に訪れるのは
1年ぶりくらいか?
「何で?」
「え…いや…」
伸也はミニサイズのブラックカラーの冷蔵庫からチューハイを取り出すと
俺の前にある黒いファー素材のクッションの上に座ると缶をあけた。
「今のお前にこんな話していいのか
わかんねぇーんだけどよ」
珍しく気まずそうな表情の伸也が
呟いた。
「何?別に言っていいよ」
俺は何となく
ホントに何気なく気づいていたんだと思う
これから伸也が言う内容に。