愛してるの一言で。

恋バナ




- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



「つーか、ほんと久々だよなぁ
お前が俺ん家来てこうやって遊ぶっつーか。なんつーか。」

「そうだな」

「おっまえ、どぉーしたんだよ?
元気なくね?」


ここは、伸也の家。
古臭い築五十年くらいのボロアパートに
一人暮らしをしてる伸也は
毎日毎日その人望からか仲間を呼んでは
酒パが日常茶飯事らしい。

そんな伸也の家に訪れるのは
1年ぶりくらいか?


「何で?」

「え…いや…」


伸也はミニサイズのブラックカラーの冷蔵庫からチューハイを取り出すと
俺の前にある黒いファー素材のクッションの上に座ると缶をあけた。

「今のお前にこんな話していいのか
わかんねぇーんだけどよ」


珍しく気まずそうな表情の伸也が
呟いた。


「何?別に言っていいよ」


俺は何となく
ホントに何気なく気づいていたんだと思う

これから伸也が言う内容に。




< 48 / 74 >

この作品をシェア

pagetop