想いの能~チカラ~

「う~~ん…こりゃあ、ストレス、過労、睡眠不足のトリプルパンチって事かな。」と、レイスがレイカを看ながら言った。

「ん?過労とストレスは分かるが、睡眠不足の意味が分からない。」そう俺は言うとレイスは呆れた感じで

「ば~か。よく見ろよ。こいつ、1日に睡眠とっても三時間程度だぞ。…こんな生活続けてたら誰だって体を崩すさ。」と言った。

「…」確かに、レイカにとっては知らない世界。
親もいない。

腹を割って話せる相手も居ない。

レイカの重力があって成立する戦法も沢山ある。…レイカは誰かと合わせる事でレイカの能は真価を発揮する。それしか見てなくてレイカ自身のケアを怠っていた。

異様に読み書きの上達が早いと気付いてたのに、理由があったんだ。夜に、俺や皆が寝ている時間に練習して、覚えていたんだ。

「…すまない。レイカ」そう眠っているレイカに謝った。

「ば~か。それは起きた本人に言え。」とレイスは部屋から出た。
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