想いの能~チカラ~
「指輪、填めたときレイカ熟睡中だったからな。ちびたちとシエルは起きてたぞ?な?」とクロードはあたしのお腹を触るとおちびちゃんずが二人して蹴ってる。…知ってたんだ。…シエルも?と思って何時も朝の日光浴をしている場所を見ると、くゎ~っと大あくびをしているシエル。…朝から煩いな…って言っている様な感じがした。
「だろ?」う~確かにそうみたい。
「さ、今日も忙しいぞ。朝ごはん食べよう。」とクロードがあたしにベッドから起きやすいように手を差し出してくれた。
ーお城の一室ー
沢山の人が集まって来ている。これから始まる会議、どうなるんだろう?あたしは王族席、クロードの隣にある椅子に腰を下ろした。
貴賓席には雪奏様、雪奏様の御主人、あと女性二人と男性三人いた。…男性のうちの一人は分かる。時宮前当主、時宮冬哉様だ。
…集められた人数が全員指定された席についてクロードが(議事進行役だから。)前置きをそこそこに
「ではこれから先日起きたことについての会議を始めます」と話始めた。