想いの能~チカラ~
ーsideクロードー
レイカが喜んでくれて良かった。…だが、レイカから香る甘い香りが…。レイカを食べたくなる。…俺って。でもレイカに怖がられたらって思うと出しずらい。
言ってみようか?《レイカが昇格試験受かったら貰って良いか?》って。
「レイカ。レイカさえ良かったなら、試験に受かったら、祝わせてくれないか?」と言うとレイカは
「ありがとう。」と言って微笑んだ。
良し。
「その時、良かったら、レイカの全部を貰いたい。」と言うとレイカは沈黙。フリーズ状態が解けるとなにも言えないと言う感じて首まで真っ赤になった。…これはもしかすると?
「えっと…その、あたし、彼氏とか出来たこと無くて、」…やっぱり。思った通りでにやけそうになる。
「大丈夫。その時になったら優しくする。」と言って腕の中にいるレイカの頭を優しく撫でた。
…嫌がって無いから、O.K.か?
あの時見た夢が正夢になる。…そんな事が俺を興奮させていた。