想いの能~チカラ~
二時間程してレイカが目を覚ました。レイカに妊娠の事をゼリアに言おうとしていることを言うと
「あたしも賛成。ゼリアさんには良くして貰ってるしね。」と言った。
ー夜ー
俺、レイカ、ゼリアの3人で俺の執務室──俺の部屋に隣接してる。所に移動して俺はコーヒー、ゼリアはストレートティー、レイカはホットミルクをテーブルに置き席は俺とレイカが隣同士、ゼリアは向かいに座ったそれぞれ座った。
「…?レイカ、コーヒーも紅茶も飲めるよね…?」とゼリアが口を開く。
「その事に関係してることを今から話す。」とおれ。…声が強張ってる。左手が温かみを感じて左手を見てみるとレイカが自分の右手で俺の手を優しく包んでくれた。大丈夫、って言われてる感じかした。大きく深呼吸してから
「──レイカ、俺の子供を妊娠したんだ。」と。言うとゼリアは暫く呆けてから
「────えっ!」と口に手を当ててあんぐり開いてあるであろう口を押さえる。本当と言う意味で頷くと
「─おめでとうございます。」と微笑んで言ってくれた。