お菓子よりも甘く
「...チョコ」
『ヒッ......はい...?』
「......好き?」
『.........好き』
「.........あげる」
『.........あり、が...と」
渡されたのは、小さな紙袋
そのお店の名前には見覚えがあった
行列が出来るチョコ専門店のチョコ
見るからに、高級感が漂っている
『!!?
こ、こんな高いものは受け取れな...』
私が言葉を発する前に、
二尾君はさっさと帰ってしまってた