お菓子よりも甘く

「...チョコ」

『ヒッ......はい...?』

「......好き?」

『.........好き』

「.........あげる」

『.........あり、が...と」



渡されたのは、小さな紙袋
そのお店の名前には見覚えがあった

行列が出来るチョコ専門店のチョコ
見るからに、高級感が漂っている

『!!?
こ、こんな高いものは受け取れな...』


私が言葉を発する前に、
二尾君はさっさと帰ってしまってた

< 28 / 668 >

この作品をシェア

pagetop