お菓子よりも甘く



『...あ、車』

「んー?」

『...こっち』


考えなしに歩いてたせいで
夢野さんが車道側になってしまってた


だから、手首を掴んで引き寄せる


『...行ったか
夢野さんはこっち...って...』


俺が車道側になろうと思い
話しかけようと、顔を見ると


「...う...」



真っ赤

< 339 / 668 >

この作品をシェア

pagetop