お菓子よりも甘く




『う...』



少し、吐きそう



「...もう学校から、
結構歩いてきちゃったしな...

公園とか休める場所も...」


『ごめ、ん...』


「いい。気にすんな
...俺の家の方がこっから近い

荷物、貸せ。おぶってやる」

『うー...』

「拒否権無しな」



遥斗君の背中に乗る

一瞬の浮遊感、そして
視界がいつもより高い場所にくる

< 432 / 668 >

この作品をシェア

pagetop