お菓子よりも甘く



それから少しして、
遥斗君の家に着いて


部屋にまで、上がらせてもらってる




「...落ち着いたか?
ほら、水」

『うん...ありがと、ごめんね、
顔も洗わせてもらって』


洗面台をお借りして。
顔を冷たい水で洗わせてもらった


気持ち悪さはまだ少し残ってるけど

大分、ましになった気がする


「...や、いいんだけどさ」

『...』



こんなことまでさせて。

私と遥斗君は...ただの、友達、なのに

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