お菓子よりも甘く




道路を歩くときは、
手を繋ぐ。


もう遠慮することもないんだな



『うん?遅くなってごめんな
ちゃんと家まで送るから』

「や!それは!私がその...
な、泣いてた...せい...だし...」



言ってて恥ずかしいのか
声を出す度に俯いていく


『...泣き顔も可愛かったし』

「えっ」

『また泣いてくれてもいいよ』

「ど、どSか何かですか」

『いやぁ?』



後で、きっちり
泣いてた理由は教えてもらうけどな

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