お菓子よりも甘く
「ああああああああんん
お姉ちゃんがああああああ」
「瑠々!?何があったの!
さっきの走ってった男の人に、
何かされたの!?」
『.........』
私の異常を察して
大声で泣く輝樹と
泣きそうな母の心配そうな顔
そこでようやく、
私の硬直した体は動いてくれて
『...っふ、う、うぇぇぇぇん...』
「大丈夫よ!もう大丈夫だから!」
「夢野さん!警察呼びますか」
「お願いします」
母と一緒に話していたおばさんが
警察を呼んでくれて...