お菓子よりも甘く



いつもは10時に会ってたけど、

弁当を作ってきてくれるみたいだし


それに、すぐ弁当食べたかったから

11時半の待ち合わせにした。




『どんな弁当なの?』

「それはお楽しみだよ!」

『じゃあどのくらい時間かかった?』

「ひ...秘密」

『2時間か3時間くらいか』

「なんで分かるの...」

『なんとなく』



瑠々は、すぐ表情に出る。

考えてることとか
言いたいこととか...

全部、お見通しで。


それに対して、
なんでそんなに分かるの!ずるい!

とか言う姿もまた可愛い

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