お菓子よりも甘く








「瑠々」


『......』


「瑠々ー」


『......』


「瑠々ってば!ちょっと待て!」




遥斗君よりも
数歩先を歩いていると


腕を掴まれ、
強制的に遥斗君の隣へ


『なーんでーすかー』

「何、そんなに拗ねてんの?」



顔を覗き込まれ
優しく声をかけてくれる



でも...


『なんでもない』


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