お菓子よりも甘く



「ちゅーするよ」

『う...ええ!?』



予想の斜め上だった




溢れてくる涙は
一瞬で止まったけれど、


もう目に溜まってしまっていた涙が
ぽろりと、1つだけ頬に落ちた





「お...どうした、大丈夫か?」


『う...うん』


...はぁ。

安堵する。

同時に、
なんだかバカバカしくなってきた


嫉妬してる自分も、
それを遥斗君の前で出してしまった
ことも、全部が全部

< 630 / 668 >

この作品をシェア

pagetop