空と海ーあおいろー
大空side
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「っ、み、お……海音っ……、うぁぁぁあああーーーっ!!」
海音のおばさんからもらった1枚の紙を読んで、俺は泣きくずれた。
あのとき、俺が海音をひとりにしなかったら……。
あのとき海音は、どんな想いで俺の告白をきいていたんだろう……。
ノートからちぎったと思われる紙には、こんなことが書かれてあった。
〜♪°〜♪°〜♪°〜♪°〜♪°〜♪°〜♪°〜
大空へ。
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大空、ごめんね……。
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傷つけちゃってごめん。
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ほんとうは、あたしも大空が好きです。
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でも、死んでしまうあたしに
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大空をしあわせにはできません。
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あたしは、
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“海音”ってなまえが嫌いだった。
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だって、大空と平行になっているから。
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空と海がまじわらないように、
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大好きな大空とあたしも
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まじわることはないのかな……って。
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