ピースオブメモリーズ
第二章
暗黙。
ピッピッピッ
無機質な機械の音。
白い天井。
やっぱり立っている茶色の髪の男の人。
彼は、とても苦しそうな顔をしていた。
すると、ゆっくり口を開いた。
『波瑠…………なんで………』
いまいち聞き取れない。
______波瑠!!
どうしていつも立っているの?
______おい波瑠!!
なんて言っているの?
______波瑠!!
何で?
『波瑠!!!!!!!』
”ワカラナイ“