ピースオブメモリーズ
「いやぁぁぁぁああああああ!!!」
なに?
何なの?
いつもの夢と違った……?
やだ。
怖い。
涙がジワリと浮かぶ。
______ダンッ
すると、いきなりドアが開いた。
「波瑠!大丈夫か?」
来たのは、結城だった。
「………え?何で………」
「いや。玄関開いたからさ、波瑠の部屋来たら寝てて。何か買って来ようと思ってな。で、帰って来たら悲鳴が聞こえて慌ててあがってきたんだよ」
ご丁寧にどうも。
というか不法侵入じゃんか。
「で、どうした。」
………?
あぁ。悲鳴のことか。
「ちょっと夢見てて、さ。」
「そっか。あ、なんか食べるか?」
そう言って結城はコンビニ袋をあさり始めた。