ピースオブメモリーズ
「なんだよ。ビックリした。はいよ、ココア。」
私がココアを受けとると、結城は私の隣に座った。
ギッ、とベッドが少し軋む音がした。
私はさっきのことを、聞いてみることにした。
「あの……さ。」
「ん。」
「あんたって私に会ったことあるんだよね?」
「おー。」
「私、いろいろあって入院してたことあって………さ。」
「……………。」
「見舞い。来てくれたこと、ある?」
「………は」
結城は何故か固まっていた。