愛しいカタチの抱きしめかた


視線や噂以外は平和な一日。おじいちゃんも現れなかった。多分、昨日が最初で最後だったのかもしれない。非日常のことなんて、そう続かないものなんだ。






――余談として、ひとつ。


百瀬が立ち眩んだ。


部活が終わる時間を推測して校門で待っていたところ、わたしたちの到着が遅れてそうなったらしい。


笑い話で済むくらいには軽度だったから良かったけど、やっぱり、百瀬にお願いしたのは申し訳なかった。ボディーガードもどきを頼んだのは失敗だったかもと後悔する。


もちろん、百瀬の身体を気遣ってのことだけど。









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1ー1・日常に、プラス
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