三浦family
「はやて…どうしようか…」
俺らはまだ運が良かったのかもしれない。
2週間後には“高校生”じゃなくなる。
“社会人”か“大学生”といった
大人な部類に属される。
「みか…産んでくれるか?」
「い…いの?」
「みかとはどうせ遅かれ早かれ
俺と結婚してるから…
ただそれが思ったより早かっただけだ。」
「うん…わたしこの子産みたい。」
「俺の一生をかけて幸せにしてやる。
俺と結婚してください。」
小さな帰り道の途中にある公園で
生涯を決める選択肢を俺らは覚悟し誓った。