考えが甘いんだよ【短編】
おしまい
「ふわぁぁぁ。」
大きなあくびをして目をぱちぱちさせる。
えらい昔のことだったなぁ。
「ふぇぇん。ぅぇぇん。」
「あら、起きちゃった。」
可愛い私の天使は抱き上げると泣き止んで笑った。
「さてとっ、結婚記念日なんだから美味しい料理作らないとっ!」
あの頃の私。
可愛かったなぁ。
でも友達はやっぱり大切。
しーちゃん、最近神崎さんと喧嘩したらしいけどうまくやってるのかな?
かなちゃんは新しく出来た彼氏とうまくやってるかな?
巧弥くんは元気かな?
まぁ、きっとどこかで元気にしてるよね。
「ただいまー。」
「えっ!?あなた!!おかえりなさい!」