メガネのヒメゴト
そっと彼の肩に手を置き、自分のほうから引き寄せた。


空調の冷たい風を浴びていたせいか、冷え切った指先から彼のカラダの熱が伝わってきた。


「それ、買ったんだ」


「似合わない?」


「めずらしいなあ。いつもならペンダントなんかしないのに」


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