メガネのヒメゴト
「いつもとは違う感じがしたよ」


「そう?」


わたしはメガネをはずし、裸のまま、久々に果ててしまった自分に恥じらいを感じていた。


「なんだか、ミズキ、かなり乱れまくってたし」


額がアブラと汗でテカテカになった彼は、わたしの顔を見ながら、誇らしげにタバコを吸った。

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