恋って言うから愛に来た。





「玲奈!」





私の大好きな声で名前を呼ばれて振り返った。





振り向くと目の前に大和がいた。





「3日後の記念日。時計台に10時。待ってるから。」





え?





「...そんなの行かないから。」





私は一言そう言って紗季と化学室に向かった。





行ってフラれるんでしょ?それが怖い。





「いや、絶対来い!俺、何時でもまってるから!」





大和が叫ぶ声が廊下に響いた。




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