夏の短編【2作品】
私の隣の席の槇沢楓芽はスラリと背が高く175近くまである。


それに見合うような真っ白の肌に綺麗な黒い髪の毛。


黒いメガネに整った顔立ちは、クラスで一位二位をあらそえるほどいけている。


でも際立ってモテている訳ではない。


派手なグループにも所属していない。


でもどこか人を惹きつけるオーラがある。


釣り合わないのはわかっているけれど、この人を好きになってしまったのだ。


「あ、詩乃おはよう」
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