監禁という名の愛し方
わたしの知らない幼なじみ
じゅんちゃん…
じゅんちゃん…
「戻って、じゅんちゃん…
わたしの大好きだったじゅんちゃんに
戻って…」
泣きながら訴えるわたしの声は
じゅんちゃんの心に届いただろうか…
じゅんちゃんは
普段は少し意地悪だけど
わたしが泣くと慌てて
『どうしたら泣き止んでくれる?』
と聞いてきてくれた
それが面白くて、嘘泣きをしてはじゅんちゃんを困らせていた
大好きだった
いつも一緒だった
ずっと一緒っていってくれた
周りから見れば『仲のいい幼なじみ』
皆には結構羨ましがられた
じゅんちゃんのこと、本当に大好きだった
でもある日を境にわたしの隣から、じゅんちゃんが消えてしまった