つかむ、その手。
「....萌が7歳んときか....懐かしい」
『うん』
あおいの首筋にぐりぐりと
額をこすりつける
『あの日からアソパンマン好きになった』
「退院するまでずっとみてたもんな....」
あおいは私の背をぽんぽんっと撫でる
「そーいや、萌....あの日から
俺が来る度アソパンチしだして、
まじ痛かったわー」
『ふふっ....またやったげよっか?』
「遠慮しとく....ほら、夏生がおかし
持ってきたから....食べるぞ」
『うん』