つかむ、その手。

「そんな....誰んちに....」


距離をおく、
それが一番いいのは良く知ってる

時間はかかるけど....離れてることで
少しは安心するんだ


「うちんち....来てもいいけど....遠いよな」


『....うち、来ればいいよ』


もともと決めてた
心に負ったモノが分かるからこそ....そして、


なつきとあおいがいるから



『私の家来ればいいよ』



私の家の事情は話してないから
この2人も、クラスの子達も知らない


けど、


安心感と人の暖かさは
紗理奈に与えてあげられる
< 170 / 174 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop