つかむ、その手。
「そんな....誰んちに....」
距離をおく、
それが一番いいのは良く知ってる
時間はかかるけど....離れてることで
少しは安心するんだ
「うちんち....来てもいいけど....遠いよな」
『....うち、来ればいいよ』
もともと決めてた
心に負ったモノが分かるからこそ....そして、
なつきとあおいがいるから
『私の家来ればいいよ』
私の家の事情は話してないから
この2人も、クラスの子達も知らない
けど、
安心感と人の暖かさは
紗理奈に与えてあげられる