つかむ、その手。
「....いいの?」
遠慮したような目で....でも、助けて欲しい、
そんな目で私をみる
『当たり前じゃん』
「....家族は?」
私は今まで家のことなんか話さなかった
でも、いつかは話そうと思ってた
いや、今でも思ってる
『もともと話してあるよ....』
「....じゃぁ、お願いします」
タイミングが掴めないだけで
....この2人には話したいとは思ってるんだ
「....とりあえず、田中については終了っと」
横井の言葉に私は首を傾げる
そして、この後の一言で
私は固まった