甘恋。
学校へ着くと、すぐ前に裕が見えた。
裕は、背がそんなに高くなくて茶髪ですごくイケメン!!
それに、優しくて少しやんちゃなところもある。
「麻衣ー!!お━っす♪」
裕が私に気付いたらしい。
裕が私に笑顔を向けるたび私の心は熱くなる。
私は思いっきり声をだす。
「おっおはよー!!裕っっ」
周りの人が一斉に私の方を見て笑う。
麻衣・・・おかしかったかなっ!?
「ぶっっ(笑)」
裕・・・!?
「はははっ麻衣おもしろすぎっ。そんな大きな声ださんでも聞こえるよーっ」
「ごっごめん!!」
だって裕が麻衣におはようって言ってくれたのがすごく嬉しかったから・・・。
麻衣だけに。
麻衣だけのために
話しかけてくれた。
すっごくすっごく
嬉しい。
「ぢゃあ俺行くわー。またなあ麻衣っ」
裕が麻衣に手振ってる・・・!!
私は急いで思いっきり手を振る。
『ばぁーっか』
・・・っばか!?
今、裕、口パクでばかって言ったよね!?
・・・・・どうしよ。
やっぱり
裕、大好き。